入れ歯とインプラント、
どちらが自分に合うのか。
噛みやすさ・費用・身体への負担を
比べて考えましょう。
歯を失ったときの治療法として、よく比較されるのが「入れ歯」と「インプラント」です。
どちらも失った歯を補う治療ですが、構造・費用・見た目・噛み心地・身体への負担には大きな違いがあります。
インプラントは固定式でしっかり噛みやすく、見た目も自然に仕上がりやすい治療法です。
一方で、外科手術が必要で、費用や治療期間の負担が大きくなることがあります。
入れ歯は取り外し式で、外科手術を行わずに治療できる場合が多く、保険適用で費用を抑えやすいことが特徴です。 このページでは、入れ歯とインプラントの違いをわかりやすく比較し、それぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。
入れ歯以外の治療法も比較したい方は、入れ歯とブリッジの違いや自費と保険の入れ歯の違いもあわせてご覧ください。
入れ歯とインプラントの違いを
一覧表で確認
入れ歯とインプラントは、どちらも失った歯を補う治療法ですが、固定方法や治療の進め方が大きく異なります。
まずは、8つの視点で違いを確認しましょう。
| 比較項目 | 入れ歯 | インプラント |
|---|---|---|
| 審美性 | 保険の部分入れ歯は金属のバネが目立つ場合があります。自費入れ歯では目立ちにくい設計も可能です。 | 固定式で見た目が自然に仕上がりやすく、素材によってはより審美性を高められます。 |
| 噛む力 | 保険の入れ歯はやや弱くなりやすいですが、自費入れ歯では安定性を高められます。 | 自分の歯に近い感覚でしっかり噛みやすい治療です。 |
| 費用 | 保険適用なら費用を抑えやすく、自費では素材・設計により費用が上がります。 | 基本的に自費診療となり、費用は高くなりやすいです。 |
| 外科手術 | 不要です。 | 必要です。 |
| 治療期間 | 比較的短い期間で作製しやすいです。 | 数ヶ月〜半年以上かかることがあります。 |
| 寿命 | 歯ぐきや顎の変化に合わせて調整・作り直しが必要になることがあります。 | 適切なメンテナンスで長期的に使える可能性があります。 |
| 他の歯への影響 | バネをかける歯に負担がかかる場合があります。 | 周囲の歯を大きく削らずに済む場合がありますが、顎の骨や歯ぐきの状態が重要です。 |
| ケアのしやすさ | 取り外して洗浄できます。 | 固定式のため、天然歯と同じように毎日の歯磨きと定期メンテナンスが必要です。 |
入れ歯は「取り外せる」「外科手術が不要」「費用を抑えやすい」ことが特徴です。 一方、インプラントは「固定式でしっかり噛みやすい」「見た目が自然に仕上がりやすい」ことが特徴ですが、外科手術や治療期間、費用面の負担があります。
入れ歯とは?
入れ歯は、失った歯を補うための取り外し式の装置です。 一部の歯を失った場合に使用する「部分入れ歯」と、すべての歯を失った場合に使用する「総入れ歯」があります。
インプラントとの大きな違いは、外科手術を行わずに治療できることと、取り外して清掃できることです。 また、保険診療の入れ歯であれば費用を抑えて治療を始めやすい点も特徴です。
ただし、装着時の違和感や、噛み心地に慣れが必要になることがあります。 保険の入れ歯で「硬いものが噛みにくい」「外れやすい」「見た目が気になる」と感じる場合でも、自費の入れ歯では素材や設計を工夫できることがあります。
入れ歯の種類について
インプラントとは?
仕組みと向いている方
インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。 入れ歯のように取り外す必要がなく、固定式のため、しっかり噛みやすいことが特徴です。
見た目も自然に仕上げやすく、周囲の歯を大きく削らずに治療できる場合があります。 ただし、インプラント治療には外科手術が必要です。
顎の骨の量や歯ぐきの状態、全身の健康状態によっては、すぐに治療できない場合や、別の処置が必要になることもあります。
01
インプラントのメリット
インプラントの大きなメリットは、固定式でしっかり噛みやすいことです。 入れ歯のように食事中に動いたり、外れたりする心配が少なく、噛む力を回復しやすい治療法です。
また、見た目が自然に仕上がりやすいため、前歯など目立つ部分の治療にも適しています。 周囲の歯を大きく削らずに治療できる点もメリットです。
02
インプラントのデメリット・注意点
インプラントの注意点は、外科手術が必要なことです。 手術に不安がある方や、持病がある方、顎の骨が少ない方は、慎重な診断が必要です。
また、基本的に自費診療となるため、入れ歯と比べて費用が高くなりやすい傾向があります。 治療期間も比較的長く、人工歯根と顎の骨が結合するまで数ヶ月かかることがあります。
さらに、インプラントは入れたら終わりではありません。 毎日の歯磨きや定期的なメンテナンスを怠ると、インプラントの周囲で炎症が起きることがあります。
入れ歯とインプラントの
費用を比較
治療法を選ぶうえで、費用は大切な判断材料です。
ただし、初期費用だけでなく、作り直し・修理・メンテナンスも含めて考える必要があります。
入れ歯の費用相場
| 種類 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 保険の部分入れ歯 | 約5,000〜15,000円程度 | 費用を抑えやすいが、金属のバネが目立つことがあります。 |
| 保険の総入れ歯 | 約10,000〜20,000円程度 | 広い範囲の欠損に対応できます。 |
| 自費の部分入れ歯 | 約10〜30万円程度 | 見た目や装着感に配慮した設計が可能です。 |
| 自費の総入れ歯 | 約20〜60万円程度 | 素材や設計により、噛みやすさ・安定感を高められます。 |
インプラントの費用相場
| 種類 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| インプラント1本 | 約30〜50万円程度 | 固定式でしっかり噛みやすい治療です。 |
| 骨造成などが必要な場合 | 追加費用がかかる場合がある | 顎の骨の量が不足している場合に必要になることがあります。 |
| 複数本のインプラント | 本数に応じて費用が高くなる | 欠損範囲が広い場合は治療計画の検討が必要です。 |
インプラントは、しっかり噛める固定式の治療を希望する方に適していますが、費用は高くなりやすい治療です。 一方で、入れ歯は保険適用で費用を抑えやすく、外科手術を避けたい方にも選択しやすい治療法です。
実際の費用は、お口の状態や使用する素材、治療内容によって変わります。詳しい費用については料金表もご確認ください。
入れ歯とインプラント、
どっちがいい?
01
外科手術を避けたい方は入れ歯
インプラントは固定式でしっかり噛みやすい一方、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術が必要です。 「手術が怖い」「身体への負担をできるだけ避けたい」「持病があって不安がある」という方には、入れ歯が選択肢になります。
02
しっかり噛める固定式を希望する方はインプラント
インプラントは、顎の骨に人工歯根を固定するため、入れ歯と比べてしっかり噛みやすい治療法です。 ただし、顎の骨の量や歯ぐきの状態、全身の健康状態によって適しているかどうかが変わります。
03
費用を抑えて治療したい方は入れ歯
保険診療の入れ歯であれば、比較的費用を抑えて歯を補うことができます。 インプラントは基本的に自費診療となるため、1本あたりの費用が高くなりやすく、複数本の歯を失っている場合は治療全体の費用が大きくなることもあります。
04
複数本の歯を失っている方は入れ歯が向いている場合もあります
複数本の歯を失っている場合、インプラントですべてを補うと費用や治療期間の負担が大きくなることがあります。 入れ歯は広い範囲の欠損にも対応しやすく、部分入れ歯から総入れ歯まで幅広い症例に対応できます。
また、インプラントを数本だけ使用して入れ歯を安定させる「インプラントオーバーデンチャー」という方法もあります。 通常の入れ歯よりも安定感を高めたい方や、総入れ歯が外れやすい方は、インプラントオーバーデンチャーも選択肢になります。
05
入れ歯の違和感が不安な方は自費入れ歯も選択肢
保険の入れ歯では素材や設計に制限があるため、違和感や噛みにくさを感じることがあります。 しかし、自費の入れ歯では、お口の状態に合わせて設計しやすく、安定感や噛みやすさを高めることが可能です。
入れ歯の痛みや違和感が気になる方は入れ歯が合わない・痛い方へ、噛みにくさでお悩みの方は入れ歯で噛めない方へも参考にしてください。
比較するときに見るべき
5つのポイント
治療法を選ぶ前に確認したいこと
-
顎の骨や歯ぐきの状態
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため、骨の量や厚み、歯ぐきの状態が治療の可否に大きく関わります。入れ歯は、インプラントが難しい方でも選択できる場合があります。
-
欠損している歯の本数
1本だけ歯を失った場合はインプラントも選択肢になりますが、複数本やすべての歯を失っている場合は、入れ歯の方が費用や治療期間の負担を抑えやすいことがあります。
-
見た目への希望
インプラントは自然に見えやすい治療ですが、自費の入れ歯でもバネが目立ちにくい設計や自然な見た目に配慮した素材を選べる場合があります。
-
毎日のケアのしやすさ
入れ歯は取り外して洗えるため、高齢になったときや介助が必要になったときにも清掃しやすいことがあります。インプラントは固定式のため、毎日の歯磨きと定期的なメンテナンスが欠かせません。
-
将来的な調整や作り直しのしやすさ
入れ歯は歯ぐきや顎の変化に合わせて調整・作り直しができます。インプラントは長期的に使える可能性がありますが、トラブル時の再治療が複雑になることがあります。
入れ歯が向いている方・
インプラントが向いている方
入れ歯が向いている方
- ✓外科手術を避けたい方
- ✓費用を抑えて治療したい方
- ✓複数本の歯を失っている方
- ✓総入れ歯を検討している方
- ✓取り外して清潔に管理したい方
- ✓高齢になったときのケアのしやすさも考えたい方
- ✓顎の骨が少なく、インプラントが難しいと言われた方
- ✓保険の入れ歯で噛みにくさを感じており、自費入れ歯も検討したい方
インプラントが向いている方
- ✓固定式の治療を希望する方
- ✓しっかり噛める治療を重視したい方
- ✓入れ歯の取り外しに抵抗がある方
- ✓見た目の自然さを重視したい方
- ✓周囲の歯をできるだけ削りたくない方
- ✓治療費や治療期間にある程度余裕がある方
- ✓治療後も定期的なメンテナンスに通える方
入れ歯は「仕方なく選ぶもの」ではありません。 お口の状態に合わせて丁寧に設計することで、食事や会話を支える大切な治療になります。
ただし、インプラントは外科手術が必要な治療です。顎の骨や歯ぐきの状態、全身の健康状態によっては適さない場合もあるため、慎重な診断が必要です。
博多のむらつ歯科クリニックでは
噛める入れ歯を大切にしています
入れ歯は、単に失った歯を補うだけのものではありません。 しっかり噛めることは、毎日の食事を楽しむこと、飲み込みを助けること、そして生活の質を守ることにもつながります。
特にご高齢の方にとって、噛めない状態が続くと、食べられるものが限られたり、食事そのものが負担になったりすることがあります。 そのため、当院では「見た目」だけでなく、「噛めること」「外れにくいこと」「長く使いやすいこと」を大切にした入れ歯治療を目指しています。
博多で入れ歯やインプラントを検討している方も、どちらが合うかはお口の状態によって変わります。 まずは現在の歯・歯ぐき・顎・かみ合わせの状態を確認し、患者様に合った治療法をご提案します。
入れ歯が合わない・噛めないと感じている方は、まずは現在のお口の状態を確認することが大切です。治療の進め方は治療の流れもご確認ください。
よくあるご質問
入れ歯とインプラントはどちらが長持ちしますか?
一概には言えません。インプラントは、適切なメンテナンスを続けることで長期的に使える可能性があります。 ただし、毎日のケアや定期検診を怠ると、インプラントの周囲に炎症が起こることがあります。 入れ歯は、歯ぐきや顎の変化に合わせて調整・作り直しが必要になることがあります。どちらも定期的なメンテナンスが重要です。
インプラントは誰でも受けられますか?
誰でも必ず受けられる治療ではありません。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため、骨の量や歯ぐきの状態、全身の健康状態を確認する必要があります。 持病がある方や、骨の量が不足している方は、治療が難しい場合や、追加の処置が必要になる場合があります。
入れ歯は目立ちますか?
保険の部分入れ歯では、金属のバネが見えることがあります。ただし、自費の入れ歯では、バネが目立ちにくい設計や、見た目に配慮した素材を選べる場合があります。 「入れ歯だと気づかれたくない」という方は、事前にご相談ください。
奥歯を失った場合、入れ歯とインプラントのどちらがいいですか?
奥歯は噛む力が強くかかる場所です。しっかり噛むことを重視する場合は、インプラントが選択肢になることがあります。 ただし、顎の骨の量や費用、治療期間、外科手術への不安なども考慮する必要があります。外科手術を避けたい方や、費用を抑えたい方には、部分入れ歯が向いている場合もあります。
入れ歯からインプラントに変更できますか?
お口の状態によっては可能です。ただし、インプラント治療を行うためには、顎の骨の量や歯ぐきの状態、全身の健康状態を確認する必要があります。 現在入れ歯を使用していて違和感や噛みにくさがある場合は、インプラントだけでなく、自費入れ歯やインプラントオーバーデンチャーなども含めて相談するとよいでしょう。
入れ歯とインプラントは
総合的に選びましょう
噛みやすさ・費用・身体への負担・将来のケアまで考えることが大切です
入れ歯とインプラントは、どちらが正解というものではありません。 大切なのは、今の噛みやすさだけでなく、費用、身体への負担、将来のメンテナンスまで含めて考えることです。
インプラントは固定式でしっかり噛みやすく、見た目も自然に仕上がりやすい治療法です。 一方で、外科手術が必要で、費用や治療期間の負担が大きくなることがあります。
入れ歯は取り外し式で、幅広い症例に対応しやすく、外科手術を行わずに治療できる場合があります。 保険の入れ歯で満足できない場合でも、自費の入れ歯によって見た目や噛みやすさを高められる可能性があります。
歯を失った本数、顎の骨や歯ぐきの状態、見た目への希望、費用、将来のメンテナンスまで含めて、自分に合った治療法を選びましょう。
お電話:092-476-0808(受付 9:00〜18:00/日・祝・木曜不定休)
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